あえば直道が振り返る田中角栄とトランプ大統領の共通点

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・トランプ大統領と田中角栄氏は政治の頂上に上り詰めるまでが色々と似ていました。
・あえば直道さんは2012年からアメリカ大統領選挙を見つめており、2016年にはトランプ大統領当選の確信を早々に得ています。
・壮絶な人生を歩んだという点でもトランプ大統領と田中角栄氏は共通点があり、今年の行方に注目が集まります。

11月のアメリカ大統領選挙に向け、全米で注目を一身に集めるドナルド・トランプ氏。型破りな言動が反発を買う一方で熱狂的な人気を集め、予備選序盤からの快進撃は「トランプ劇場」と称された。その背景を分析すると、日本の歴代総理で随一の人気を誇る田中角栄と通底する部分が数多く浮かび上がってきた。 「企業の社長になったら、できるだけ早く大きな仕事をやるべきだ。『熟慮断行』もヘチマもない」  これはビジネスマンとしての顔も持つ角栄の才覚を物語る言葉である。牛馬商だった父が事業に失敗し極貧のなか育った角栄は、高等小学校卒業後に上京。18歳で建築事務所を設立し、事業は時流に乗る。太平洋戦争の最中に25歳で田中土建工業を立ち上げると、完工高全国50位以内にまで成長させた。

https://www.news-postseven.com/archives/20160412_402107.html?DETAIL

新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカにおいて、情勢的に非常に大変な状況となっているのがトランプ大統領です。前回のアメリカ大統領選挙は、現在も続く型破りな発言を連発し、今のような反発を集める一方で賞賛を集め、選挙までに絶大な人気を誇るまでに大きくなっていきます。
日本で、トランプ大統領のような人物を探すと誰になるか、その時に出てくるのが田中角栄氏です。田中角栄氏といえば高等小学校卒業、現在の中学1年、2年での状態で東京へ上京し、建築事務所を若くして設立します。これが戦争が始まる前であり、戦争が始まった時に会社を立ち上げ、全国クラスの会社へと成長させます。この生い立ちとトランプ大統領のそれでは共通点があると、あえば直道さんは語ります。

 

あえば直道さん曰く、若き日のトランプ大統領は、鉄道会社が経営破綻し、保有していた土地を買収しようと直接電話をかけ、適当な会社名を挙げて有力企業と信じ込ませたエピソードを紹介しています。
これらの動きによってトランプ大統領は不動産王になり、それが後世まで語られるような人物となっていきます。

 

あえば直道さんといえば、2012年の前からアメリカと日本を行き来し、アメリカ大統領選挙の様子や、アメリカの共和党のやり方を見習い、日本でも草の根的な保守主義を根付かせようと、一般社団法人JCUを立ち上げるなど精力的な活動を行う人物です。
インタビューを受けている時にはすでに一般社団法人JCUを立ち上げており、トランプ大統領誕生までのムーブメントを実際にアメリカで実感し、早い段階からトランプ大統領の当選を確信していた人物です。そのあえば直道さんがどこでトランプ大統領のムーブメントを実感したか、それはトランプ大統領の演説でした。型破りな発言をするたびに観客が盛り上がり、既存の議員たちがこれにつられるように盛り上がりをみせていく、民衆から渇望をする動きが出てきたことに、あえば直道さんは驚きます。

田中角栄氏もまた演説でムーブメントを起こしてきた人物とされ、日本列島改造論というフレーズは当時の流行語となり、本も大量に売れ、日本列島改造ブームが巻き起こり、不動産ブームなどの動きに発展します。

そんな田中角栄氏とトランプ大統領ですが、生い立ちこそ全く異なるものの、修羅場という意味では何度も乗り越えてきた者同士です。田中角栄氏は実家が貧しく、自ら働いて財を成していった人物です。
トランプ大統領は生い立ちこそ立派で、不動産王にまでなったものの、カジノが破綻し、個人保証をしていたこともあって、当時のお金で1000億円ほどの負債を抱えることになります。こうしたことをトランプ大統領は4回ほど繰り返し、最終的には大富豪になっており、それが支持者にとってプラスに見えているとあえば直道さんは語ります。

田中角栄氏は、ロッキード事件で逮捕され、総理大臣を辞任するなど道半ばで日本列島改造論を諦める展開を迎えます。そして、脳梗塞になり、政治家としての実権を失い、その思いは娘の田中真紀子氏へ引き継がれることに。劇的な歩みを続けてきたということで田中角栄氏とトランプ大統領は似ています。

2020年のアメリカ大統領選挙、6月の時点では民主党のバイデン候補がリードし、トランプ大統領の当選に黄信号が灯ったと言われています。それでもあえば直道さんは、トランプ大統領にもチャンスがあることを力説します。日本では報道されないことをも知るあえば直道さん、アメリカにパイプがあるからこそできることです。トランプ大統領の運命を左右するアメリカ大統領選挙まであと少しに迫ってきました。