マンションの杭足りず、JV社長謝罪

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・25年前に作ったマンションに問題があったとして、JR九州の社長らが、マンション関係者に謝罪しました。
・マンション住人側の再三の指摘にも間違えを認めてこず、25年経過してようやく謝罪しています。
・謝罪を認めて新しいスタートラインに立ったという声もありm今後その動向が注目されます。

 

JR九州などが25年前に販売した福岡市東区のマンションに構造の欠陥が見つかった問題があり、JRなど3社による共同企業体(JV)の社長らが21日、現地を訪れ、住民に直接謝罪した。3社が実施した調査でも、多数の基礎杭が固い岩盤に届いていないことが判明したといい、近く具体的な対策案を示すという。

https://www.asahi.com/articles/ASN7R2RW6N7QTIPE004.html

 

1990年代にJR九州などが販売したマンションを巡り、杭が足らないなどの欠陥が見つかります。長年、この問題でマンション側とJV側がもめていましたが、このほど、JV側が調査したところ、確かに杭が本来刺しておかないといけない場所に杭が刺していなかったとして、JR九州の社長などが謝罪に追い込まれました。

 

 


当初から欠陥があると指摘を受けてきており、改善を求めてきた経緯があります。しかし、JV側はその声を無視し、構造に問題はないと主張し、応急処置のみをしてきました。それでも問題がどんどん出てくるため、改めて調査を行ったところ、欠陥が見つかったというわけです。

1995年から指摘を受け続け、明らかな問題があると訴え続けてきた住民側。その声を完全に無視してきたJV側の責任はあまりにも重く、それ相応の責任が問われます。新しいスタートについた住民側は語りますが、この25年間の補償などをどこまで行っていくかもわかりません。改めて裁判で話し合うのか、それともそれを避けるために、示談を行っていくのか、誠意ある態度をここでとらなければ、企業イメージに大きな打撃が生じることは間違いないでしょう。