世襲政治家、家業として取り組んでいた?

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・7年8か月の長期政権だった安倍晋三首相が退陣を表明しました。
・ジャーナリストの青木理さんは、家業として政治家をやっていただけと分析します。
・この現象は安倍首相だけでなく他の世襲政治家にも当てはまることであると青木氏は考えています

 

7年8カ月に及ぶ長期政権を率いた安倍晋三首相が退陣を表明した。「安倍1強」として強権的なリーダーとして印象が強いが、それだけなのだろうか。「安倍三代」の著書もあるジャーナリストの青木理さんは、政治一家の「三代目」にあたる安倍首相は、「『家業』である政治家を懸命に演じようとしていただけ」と分析する。

https://www.asahi.com/articles/ASN8Z65T6N8XUPQJ00S.html

 

8月末に退陣を表明した安倍晋三首相を始め、多くの世襲政治家が存在します。それでも世襲と政治の技量は関係ないとばかりに振舞う政治家が多い中で、世襲でも三代目にあたる安倍首相に関しては、単に政治家を家業にしてそれを演じていただけではないかという意見を、ジャーナリストの青木理さんは考えます。

 

青木理さんは、1966年10月26日生まれで今年54歳です。共同通信社に入り、主に社会部の記者として様々な事件の取材に携わった他、ソウル特派員を務めてきました。現在はテレビやラジオのコメンテーターとして活躍する機会が増えています。

その青木さんは安倍首相に関する本、安倍三代を執筆し、安倍家三代にわたって政治に取り組んできた様子を本にまとめています。だからこそ、初代から三代目に至るまでのプロセスを見た上で世襲政治家に対する疑問を投げかけており、そのコメントは的確です。ネット上では安倍首相を批判しているということで叩かれる機会も多いですが、あくまでも中身を見たものではなくどちらかといえば脊髄反射的な批判であり、安倍首相だけでなく別の政治家たちにも該当するような話になっていると考えられます。