土用の丑の日にうな丼を医療施設に提供

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・土用の丑の日に、うなぎ料理店2店が医療従事者たちにうなぎ弁当を振舞いました。
・医療現場は過酷を極め、ホテルに泊まって家族に感染させないようにする人がいることを踏まえ、差し入れを決めています。
・クラウドファンディングでの資金集めはうまくいっておらず、1人でも多い賛同が求められます。

 

土用の丑(うし)の日の21日、古河市のウナギ料理店が新型コロナウイルスと最前線で闘う医療現場を応援しようと、市内の病院にかば焼き弁当を無料で届けた。費用の一部はインターネット上のクラウドファンディング(CF)で調達したが、今のところ全く足りていない。次の丑の日の8月2日に向け、引き続き資金提供を募っている。 (宮尾幹成)
 古河市は利根川や支流の渡良瀬川に面し、ウナギなどの川魚料理が盛んな土地。ウナギ料理店の「小松園」(鴻巣)と「川松」(中央町二)の二店が、「地域の食で医療現場に活力を! 土用丑の日に医療現場にうなぎ弁当を届けたい!」と銘打って企画した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/44100

 

土用の丑の日、ウナギ料理店2店が連携し、医療現場にうなぎ弁当を届けようと国産うなぎを使ったお弁当を、医療従事者たちに届けました。2300円相当のものを390食届け、しかも無料。100万円近い出費となりましたが、これをクラウドファンディングで賄うという計画です。

 

 

ところが、このクラウドファンディングで全く集まっておらず、うなぎ料理店の持ち出しで行われているのが実情です。うなぎ料理店が繁盛しているかどうか、記事を見る限りでは、少なくともコロナ禍の影響で客足が遠のいている可能性が高いです。その状況でかなりの出費がありますから、相当な覚悟がないとやれません。

これを行う背景には、医療従事者の過酷な状況があり、医療従事者によってはホテルに泊まって家族にうつさせない人もいるのだとか。食事の時間を楽しんでほしいと企画されました。医療従事者が一生懸命医療崩壊を起こさないよう懸命に努力していることは、普通の人ならば誰でも理解できます。それでも、心無い声が飛んでくることがあるのも間違いありません。医療従事者を多くの人で支えていく、それこそがウィズコロナを視野に入れたあるべき姿だと思います。