柴垣敏久 ライズ ギャンブルとビジネスの共通点

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主にWebマーケティングを専門に扱うライズで代表取締役社長を務める柴垣敏久さんは、ギャンブルで経営者の向き不向きがわかると力説しています。一般的に考えられるギャンブルは、大金を賭けて勝負に出たり、借金をしてでもやろうとしたり、ネガティブなイメージです。しかし、何事も程ほどであれば健康を害することはないように、ギャンブルに関しても程ほどの付き合いができる人は、自分を律することができる人なのです。ギャンブルと経営者の関係性が、うまくいくかいかないかを左右すると柴垣敏久さんは考えます。

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経営を行うにあたり、ビジネスとギャンブルには共通点があると力説する人が少なくありません。それはギャンブルに必勝法がないのと同じで、ビジネスにも必勝法がないというのが共通点の1つとなっています。ライズで代表取締役社長を務めている柴垣敏久さんもまた、ビジネスとギャンブルに関して、色々な考えをお持ちのようです。

記事の中で柴垣敏久さんは、ギャンブルで失敗した人物を引き合いに出し、赤字を出してしまった場合、それを取り返しに走るのか、冷徹に切り捨てるのか、どちらを判断するかはまるでギャンブルのようだと解説します。行動経済学の理論の1つにプロスペクト理論というものがあります。人間は状況次第によって考え方にブレが生じることを端的に示した理論とされています。宝くじのように、明らかに1等の当選確率は少ないのに、買わなきゃ当たらないと買う人がいます。ジャンボ宝くじの1等確率は1000万分の1、2000万分の1とされ、もし冷徹に可能性だけを追求する人からすれば、あまりにも無謀だと感じます。それでも人は、わずかの可能性に賭けようとします。これが認知のゆがみであり、ギャンブルの局面で損をした状態ならば取り返そうとする人間の心理でもあるのです。

 

柴垣敏久さんは記事の中でプロスペクト理論にこそ触れませんが、状況によって判断がブレてしまうような場面に立った時、どのような判断を下せるかで経営者としての器量が決まるんだという話をしています。リスクを負ってでも勝負に出るのか、はたまた、リスクを考慮してセーブし、勝負すべきところで勝負をかけるのか、この判断をするためにはギャンブルをやっておいた方がいいと考えているようです。ギャンブルはリスクマネジメントの勉強になると柴垣敏久さんは考えます。リスクマネジメントは、負うことになるリスクとそれによって得られる対価が釣り合うのか、得があるのかをベースに考えていき、もしギャンブルをやらずにこれを実行しようとすると大変な思いをします。

柴垣敏久さんは経営者に覚悟を求めており、勝負をするのであれば割り切った勝負をするべきであり、できないのであれば経営者には向いていないと厳しいことを考えているのです。同時にギャンブルをしない人間は経営者に向いてないと断言するなど、ギャンブルとビジネスの関係性はかなりあることを主張します。

 

記事の中で柴垣敏久さんは分かりやすく様々な例を出していますが、その中に興味深いたとえがあります。それが畑仕事です。畑仕事にはリスクマネジメントが必要であると柴垣敏久さんは考えます。雨が多く降る、少ししか降らない、天変地異が襲い掛かる、動物に食い荒らされるなど様々なリスクが考えられ、何も考えず、何も考慮せずに仕事を続けていればどこかで痛い目を見るわけです。畑を休ませるのも、とり続けたら土の栄養分がなくなり、大した作物が取れないからであり、マネジメント能力が問われます。後先のことを考え、天変地異に備えたことを日々農家の皆さんは考えています。コツコツと仕事をしているイメージですが、実はギャンブルに通じるものがあるのです。

経営者にギャンブルをする人が多いのは、いわばギャンブルでの考え方とビジネスの考え方は同じだからで、ギャンブルをしなくても成功を収める人もどこかでギャンブル的な思考をしているか、ギャンブルに頼らなくてもそのような思考力が備わっているというわけです。柴垣敏久さんの記事について、最初だけ読むと、びっくりする人もいるでしょうが、実は理にかなった考え方であり、参考になることが色々と書かれています。