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塩谷瞬は元レンジャー俳優?|塩谷瞬の俳優人生を支えたハリケンジャーとの20年について解説!
俳優・冒険家として活躍する塩谷瞬さん。ネパール親善大使としてネパール地震が発生した際には現地ネパールまで赴いてボランティア活動をするなど、塩谷瞬さんの活動は世界的規模と言えます。その一方、すべては俳優として、役者としてのヒントを得るためであり、ネパールでは人間ドラマを作りたいという構想もあったほど。
そんな塩谷瞬さんのデビュー作品はスーパー戦隊シリーズの忍風戦隊ハリケンジャーでした。当時新人だった塩谷瞬さんにとってのハリケンジャーとは何だったのか、2022年で20周年を迎えるハリケンジャーとの関りを探ります。
演技留学を考える塩谷瞬の転機
塩谷瞬さんは幼い時から俳優に憧れを持ち、その当時に見た映画「タクシードライバー」で熱演していたロバート・デニーロを見て俳優になることを強く決意します。1999年、ゲームセンターに置いてあった「スタアオーディション」から派生した超ビッグオーディションにおいて、敢闘賞にあたるナムコ賞を獲得。ちなみにこの時のグランプリは今も女優として活躍する市川由衣さんです。
とはいえ、そう簡単に俳優にはなれず、ようやくたどり着いたのがスターダストプロモーション。そこでオーディションが行われて採用され、俳優としての足がかりに。ただ当初はモデル中心の活動で、肝心の俳優の仕事はほとんどありませんでした。あと1年何もなければアメリカに行って演技留学をしたい、そんなことを考えていた中で舞い込んできたのがハリケンジャーのオーディションでした。
当時ハリケンジャーのオーディションは進行中であり、塩谷瞬さんは途中参加という形に。他の参加者は何かしらの評価がある中で塩谷瞬さんはまっさらな状況。そこで塩谷瞬さんはこれまでの経験などを語り、猛アピール。この様子を見たプロデューサーがその熱意を評価する形で、スーパー戦隊の花形であるレッド役を射止めました。
塩谷瞬も含めて当時のハリケンジャーはタレント出身者ばかりであった
ハリケンジャーはこれまでの5人から3人となり、忍者として様々な流派を取り入れるなど、実験的な内容であり、単に悪と闘うヒーローではなく、成長ドラマとしての意味合いもありました。当時の番組には長澤奈央さんや純烈メンバーとして活躍する白川裕二郎さん、舞台で活躍する姜暢雄さんなどが出演しており、今も活動する人たちばかりです。
しかし、当時はほぼ全員が俳優としての経験がほとんどなかったため、それを踏まえて成長ドラマに切り替えたという話が。そのため、塩谷瞬さんの設定も落ちこぼれキャラとして描かれ、そこから成長を見せていく形に。高所恐怖症などアクションにとって致命的と思えることも、1つの試練ととらえてなんとか乗り切った塩谷瞬さん。
スーパー戦隊は伝統的に築かれた部分もあり、スタッフの方が昔気質の人が多く、指導も基本的には辛口な中でそれにめげることなく、塩谷瞬さんは1年間走り切ることになります。このハリケンジャーでの活躍から様々な俳優仕事が舞い込むようになり、俳優人生の大きなターニングポイントであったことは間違いありません。
10周年、20周年といった節目のタイミングでハリケンジャーたちは塩谷瞬の元へ再集結
ハリケンジャーを含め、基本的にスーパー戦隊シリーズは1年間で終了することになっています。もちろんハリケンジャーも1年間で終了しましたが、その10年後、ハリケンジャーは10周年記念として復活を果たします。その名は忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER。成長したハリケンジャーたちが10年後どんな姿を見せているのかを描く作品です。
元々ハリケンジャーのスタッフたちが撮影後も親交を深めており、その中で何か10周年でやってみたいという話から、当時出演者だった長澤奈央さんと山本康平さんが自ら発案して、関係者に持ち掛けて企画が生まれるという異例の形で実現。当時のメンバーも集まり、既に引退していた出演者もこの時だけ復活したほか、白川裕二郎さんが在籍していた純烈も参加するなど、大きな盛り上がりを見せました。
そして、2022年ハリケンジャーの20周年で再び塩谷瞬さんなどが集まり、忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th anniversaryの制作が決定。再びメインキャストが集まって映画が作られるという展開を見せています。20周年の記者会見では塩谷瞬さんは熱い思いがあふれ出まくり、他の出演者に制止されるほど語っていました。
他のスーパー戦隊ではあまりない20周年の記念作品。それだけキャストとスタッフの結びつきが強固であることが明らかで、1人1人が活躍していることも大きいのではないでしょうか。20年後のハリケンジャーを塩谷瞬さんがどのように演じるのか、注目です。