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女性政治家が増えることが求められる理由
・日本では女性議員の数が世界的に見ても少ない現状にあります。
・一方で、女性議員の目線は男社会である政治をいかに勝ち抜くかに目線がいっている状況です。
・女性議員と市民団体が連携して、問題解決に臨む姿勢が問われます。
女性議員が増える意味、現場を知る市民活動団体と制度を作る政治家の協力、合意形成とは何か――。昨年末に未婚のひとり親への税制優遇が実現するまでの、まるでドミノがぱたぱたと倒れていくような軌跡を取材しながら、様々なことを考えた。
日本では女性議員の数が少なく衆議院でもわずか1割程度と言われ、世界的に見てもそれがいかに少なく、言ってしまえば異常な状態であるかがわかります。しかも、現在の女性議員の多くは男性ウケをするような女性が多く、女性のリアルを代表した存在にはなっていないことから、女性議員が増えることはとても大事です。
2019年に、結婚していないけれど子供はいるという、未婚のひとり親に対する税制優遇が実現しましたが、それを求めてきた市民団体、そして女性議員が連携して最終的に税制優遇を勝ち取った形です。男性議員たちが考えたものではなく、女性議員が連携して税制優遇にこぎつけたのです。これには称賛の声が女性を中心に集まるなど、女性議員が増えることのすばらしさを実感します。
男性ウケする女性議員が目立つ一方、実際に女性の事を考えて議員になる人もいます。その志を持った人が今よりも増えるのであれば、日本の社会、特に女性や子供に関する政策が多く反映され、ちゃんとしたものが出てくることでしょう。そのためにもどんな形であれ女性が議員になれる社会、その取り組みを周りでもやっていかないとダメなのかもしれません。