榎本善紀 京楽産業 社長が日遊協の副会長に選任

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・京楽産業の榎本善紀氏は、日遊協で副会長を務めています。
・榎本善紀氏は日遊協の他にも日本遊技機工業組合の副理事長も務めます。
・パチンコパチスロ業界を守るため、日々研究を行っている毎日です。

 

日本遊技関連事業協会は、庄司孝輝会長の辞任に伴い、8月6日に臨時理事会を開催し、西村拓郎副会長を新会長に選任したと発表した。

あわせて、9名中1名欠員となった副会長に大久保正博理事を選任した。

庄司氏は旧規則機の計画的撤去計画を混乱させたとして、7月30日付で会長辞任の届けを提出していた。

 

https://web-greenbelt.jp/post-40317/

 

パチンコパチスロの業界を守ることを目的に、業界全体の健全化や近代化、そして社会的地位の向上などを目的にパチンコパチスロに関わるメーカーが全体になって参加する協会、それが日本遊戯関連事業協会、別名、日遊協です。正会員は300社以上、賛助会員を含めれば400社近くに及びます。先日、日遊協の会長が日拓ホームの西村拓郎さんとなり、副会長には京楽産業の榎本善紀さんが就任しました。他の副会長にはマルハンや北電子など様々な有名企業のトップが名を連ねており、榎本善紀さんは大抜擢されています。

 

 

榎本善紀さんが副会長を務める日遊協ですが、パチンコパチスロのイメージアップにつながることをメインに行うため、射幸性を煽るようなパチンコパチスロを業界全体でなくしていくなどの動きを強める他、できるだけイメージアップを行うことで自由にパチンコパチスロに関する事ができるようにする狙いがあります。政治などに陳情などを行う団体と考えてもよく、その窓口になりやすいのが日遊協です。平成30年の歩みを見ると、女性活躍推進フォーラムの開催や日遊協共生の森での植林、ニコニコ超会議でのブース出展等がある中で、自民党厚労部会でのヒアリング、意見陳述を行っています。

榎本善紀さんは日遊協だけでなく、日本遊技機工業組合の副理事長を務めています。こちらは遊技機メーカーに関する団体であり、名だたる一流メーカーの名前が並んでおり、副理事長である榎本善紀さんのポジションがこれでわかるはずです。榎本善紀さんは副理事長としてインタビューに答えており、カジノが解禁されることでパチンコパチスロの業界がどうなるのか、ギャンブル依存症の問題をどのように考えていくのかを真剣に考えています。

 

 

パチンコパチスロのお店に行くと、トイレなどに依存症に関する相談窓口の紹介などが貼られています。自己責任で、自分のお金で楽しく遊んでほしいというのがパチンコパチスロ業界全体の願いですが、現状はこの依存症を巡る問題は大変な状態です。そもそも依存症とはなぜ起きるのか、アルコール、タバコなどでも依存症に関する問題があるので、どのように取り組んでいるのかなどもチェックしないといけません。一生懸命取り組んでいることは明らかであるものの、パチンコパチスロをやらない人からすると本当に充分取り組んでいるのかどうかわからないものです。

榎本善紀さんは、自分たちの利益のために依存症問題をどうこうするつもりはなく、世の中の人が、パチンコパチスロはとても安心できるものであることを理解してもらうことが大切であると考えています。その一方で、出玉の問題がどうしても引っ掛かります。依存症をなくすために出玉がないようにすればそれでいいですが、これだと多くのお客さんがパチンコパチスロから目を背けるようになるわけです。射幸性の問題を解決すればそれでいいのではなく、実は個人の要因も重要なのではないかという話もあります。それらのメカニズムを解明して、安心して楽しめるものにするためにも、話し合いは大事です。

 

 

ちなみに、日遊協でこのたび会長を務めることになった西村拓郎さんと榎本善紀さんはお友達の関係です。そして、西村拓郎さんの奥さんの神田うのさんと、榎本善紀さんの奥さんである伊東美咲さんもまた友達同士で、西村拓郎さんが結婚式を挙げた時に榎本善紀さんと伊東美咲さんは知り合いました。まるで運命によって結びついた関係と言えなくもありませんが、2020年になって会長と副会長という関係性になるのですから、わからないものです。